PIANO @ Texas Christian University
学校のカラーは紫です 学校のマスコットはトカゲの一種で Horned Frog(角の生えたかえる) といいます

後一ヶ月ともう少しで今年の
 TCU/Cliburnピアノインスティテュートの申し込みが終わります!
今年は講師陣もパウル・バドゥラ・スコダ氏や ボリス・ペトルシャンスキー氏をはじめ
一層豪華な講習会になりそうです。
 今年はコンチェルトコンペティションがありますので
 合格してFortWorthSymphonyOrchestraとコンチェルトを弾きましょう!


ここではアーティストディプロマコース また 
夏季ピアノ講習会 TCU/Cliburnピアノインスティテュート
についてお話します
、 先生は4人 
Mr.John Owings
ジョン オーウィングス アメリカ人
  アメリカでは幅広く活躍中 ベートーベンのソナタ全曲録音リサイタルをしました。ロベールカサドシュコンクールで1位。 とてもやさしくそして冷静に物事を捉えます 最近では教師としてテキサス州より表彰されたらしいです。れぱーとりーの範囲も広く 現代曲も沢山ひかれます。 室内楽のレパートリーも広いです ヴィルヘルム ケンプに習ったことがあるそうです。初見とアンプ能力・・ずば抜けてすごい。仕事はきっちりするタイプ5時には絶対帰宅します。しかし決めたことはしっかりと守るタイプです。
日本にも何回か来ています

Mr.Jose Feghali
ホセ フェガーリ ブラジル人
  ヴァンクライバーン国際ピアノコンクールのことをご存知のかたなら知っている人も多いはず。過去の第一位受賞者(3回前のクライバーンコンクール)です  イギリスではマリアクルチョなどに師事していたらしいです 話すテンポ比較的速い 情熱的で そのアグレッシブな演奏に弾かれるファンは多い。コンクール受賞後も活躍されていて いまでも世界中に演奏に行っています。 アップテンポで面白いレッスンの展開をします。生徒も先生より勇気をもらえるにちがいありません。 日本ではなぜ知名度が薄いのかな。
努力派ピアニスト  
囲碁が出来る(笑)

Mr.Harold Martina
ハロルド マルティナ  コロンビア人
 去年TCUに来た新しい先生。最初は ??と知名度がゼロだったので皆 不思議に思う部分がありましたが。コミュニケートできる時間が多くなるにつれてみんな彼のやさしい人柄に惚れていきました。シューマンのリサイタルを最近され大好評 
 とても暖かいそして本当にやさしいが仕事はきっちりする人です レッスンも本当にやさしいけども延長をすることはいままでにありませんでしたウィーンで長い間学んでおられて ドイツの正統派音楽をわかりやすく教える 細かくはなく しかしどこか知的でやさしいレッスンに惚れる人は多い。カリスマ性を見せ付けるのとは逆に ピアノに座り超自然体にピアノを弾くタイプ。室内楽や伴奏のレパートリーも多い。
 
Dr.Tamas Ungar
タマス ウンガー ハンガリー人
僕の先生です 前世紀のハンガリーの暗い時代を離れ ヨーロッパやアメリカを沢山回り シェボック、ブレンデル、マリアクルチョなどなど 数々の著名音楽家に師事をしました。 生徒の意見を的確に把握し その上に常に面白いアイデアを打ち出してくれますが 決してエンターテインメントに走りすぎることはなく 曲のプロポーションから外れることはありません。 常に勉強を怠らない先生 人間的にも出来ていて 生徒一人一人を大事にし 身がすれてもケアする先生です。そのパワーには圧倒です。細かいレッスンをします レッスンの時間の延長はその成り行きしだいですが 生徒の情熱を踏みにじることはありません。 今年はクライバーンコンクールに先生のクラスから5人受けて3人入りました。
、 入学までに大体必要なこと
奨学金の申し込みは入学後に行う場合は最初の学期(以下セメスターと呼ぶ)は払わなくてはなりません。 また こちらに来る前の年までに解っていれば 入学の意思をつたえ申し込むことができます 奨学金の試験は大抵12月にあります 僕はテープ審査で20分ぐらいの録音を作りました。 テクニックと音楽性の両面が見れるようなものがよいと思われます。曲数は自由。
 偉大な女性ピアニスト リリー・クラウス がTCUでピアノの基礎を作ったことから その名前を取り
リリー クラウス スカラシップ と呼ばれています。
奨学金の多い少ないと種類はまちまちです。

いつから入学?
入学はみなさんだいたい秋のセメスターからさせられるようです。春には入学願書を出し。書類の受け取り&送り返しをし 東京赤坂のアメリカ大使館で学生ビザを取り それに大体僕は2ヶ月かかりました 東京以外の方は旅行代理店かどこかにご相談されるとビザ取得代行会社を紹介してくれるはずです。。 日本のように送って黙っていれば期日までに帰ってくることがないこともあるので 程よく焦らせましょう。(笑)
英語の検定 
TOEFL は受ける必要ありません
あ!言い忘れましたが基本的に年齢制限もありません。
ただ。あまりに英語を勉強してこない人が続出している為(実は僕もその一人だった) 、最近ルールが厳しくなりました。 簡単な設問には応対できるようにしたほうがよいらしいです(たとえば 今まで弾いてきた曲のレパートリーや 将来はどういった音楽家またはピアノに関係する生活をしたいのか。 など 問題はむづかしく聞こえますが。 僕は単語を数個並べて適当に答えていたのを覚えています。(僕の英語の例は6番に載っています (恥))
 入学試験の曲
秋のセメスターは8月の20日あたりから始まりますのでそれまでに来るようになります レッスンを何回か受け。準備が出来次第ということになります。
入学試験の曲は

1 バッハ:任意の一曲
2 ショパン リスト ラフマニノフ スクリャービン から練習曲2曲 作曲家の重複は避けたほうが良い 
3 ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの三人のソナタから一曲
4 ロマン派の曲  曲数は自由
5 ラフマニノフを含むそれ以降の作曲家の曲(近現代)

注意:レパートリー番号 3 4 5 の中でコンサートの中で弾く事を想定し どれかに少なくとも一曲大曲を入れる。
秋は学内外でコンクールなどなど行事が割りに多いので協奏曲を少なくとも一曲持っていったほうがBETTER。
(僕の例は あくまでも参考程度に)
1 バッハ平均率一巻より変ホ短調
2 ショパン 練習曲Op.25−1
  リスト  超絶技巧練習曲第10番 ヘ短調
3 モーツァルト ソナタK.331 イ長調
4 ブラームス ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
5 ラフマニノフ 練習曲集音の絵より1.2.4 
  武満徹 リタニ 2
協奏曲 : プロコフィエフ 第三番 ハ長調

試験 は いきなり決まり大抵(来週の水曜日に弾いてくださいとか言われます)学内の2つのホールのどちらかあいているところで行われます 受ける人みんなまとめて受けるのではなく レベルや準備の早さに関係なく ばらばらに受けることが多いです。僕が知っているのでも最高一日に2人。一人美味い下手にかかわらず 曲のカット有りで 25分から35分ぐらい弾きます。曲のカットは事前に説明されずその場で先生によって演奏が中断させられます。そして 弾いた後は短い面接がホールで行われます 曲に関する知識を聴かれるというよりはいままで弾いてきたレパートリーなど簡単な質問をされます。 僕は 英語が本当にひどく 「どんな室内楽の曲を演奏してきましたかぁ?」という質問に 「はい!楽しかったです!」と答えたらしい。(爆)

 結果発表は試験終了後の数分のうちに発表されます。

 アーティストディプロマの規則
原則として2年間半学べます 各セメスターごとに伴奏を少なくとも一人 卒業までにDUOを含む室内楽を少なくとも一回しなくてはなりません。 リサイタルは計4回 卒業までに原則としてセメスターに一回ずつ(入学した時のセメスターは除く)となっています。
リサイタルのレパートリーについての規則は
協奏曲(ピアノ伴奏)を含むリサイタルが一回必修。
室内楽は最高1回入れられるがリサイタルの大半を占めてはならず また 協奏曲を含むリサイタルと室内楽は同時に演奏してはならない。
各リサイタル60分以上が原則。
室内楽のクラス1セメスター分必修。
また伴奏は各セメスターに一人必修。
 単位はないのだけど   学校の規則上 ピアノレッスンが4単位 ピアノリサイタルが1単位 と数えるようになっています。 とらなくてはならない授業はほかにはなく 興味のある授業を受けたいのならば申し込みをしてとるか 聴講という形を許可していただく必要があります。
沢山授業をとっても学校のシステムとして 単位としてあくまでも数えられるということなので 授業の取得の多い少ないに 優等生劣等性の区別はありません。
 アーティストディプロマ生の レッスンは原則として週に二回です。

TCU/Cliburn Piano Institute
という アマチュア、教師、若いピアニストのための講習会が春のセメスター後6月にあります。
世界から著名なピアニストがおとずれ リサイタルやマスタークラスをします。また 協奏曲コンクールがあり。合格すると世界で著名な指揮者と フォートワースシンフォニーオーケストラとの共演ができます(上位三名演奏可)
僕は去年受け。 アレックス・マクドナルド(高校生 アメリカ人) ユンディ リー(中国) と一緒に出演しました。毎日ホールでマスタークラスが朝から夕方まで開かれ夜はコンサートか練習といった感じになっています。
 申し込みは2月の終わりか3月の終わりになっています テープ審査があります。
興味のある方はメールにて御一報くださるか もしくは
ホームページ http://www.tcu-cliburn.org をごらんになってください。

日本語でご覧になりたい方。
http://www.tcu-cliburn.org/index.asp

このページの左のメニューのところに
JAPANESE というコーナーがありますので
そちらからどうぞ。


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